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11-05
フッ素塗布でむし歯0を目指せ!
フッ素塗布で むし歯0を目指せ!
①大分県の子どものむし歯の現状
	②フッ素とは
	むし歯予防に使用されるフッ素は、天然の岩石である蛍石から生成されるものです。これに水に溶かしてイオン化しむし歯予防に利用しています。自然の飲料水やお茶、市販の水などにもこのようなイオン化したフッ素が含まれています。
	③むし歯とは
	むし歯の原因菌が砂糖などを原料にして酸をつくり、歯を溶かします。これを脱灰といいます。
	しかし初期の段階では自然に修復され、これを再石灰化といいます。この脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまうと歯に穴があいてしまいます。これがむし歯です。
	④フッ化物によるむし歯の予防
	1)再石灰化の促進
	フッ素には再石灰化を促進し、強化する動きがあります。
	2)歯の質の強化
	フッ素が作用して歯の表面のエナメル質の結晶が安定してむし歯の原因菌が産生する酸に対する抵抗力を強めます。
	3)むし歯の原因菌の酵素抑制
	フッ素はむし歯の原因菌が酸を作るのに必要とする酵素に作用して、その働きを防げます。
	⑤フッ化物塗布について
	1)使用するフッ化物製剤と道具
	
	2)フッ化物塗布の特徴(その応用法や利点)
	1・乳歯が生えてきてから実施することができ、乳歯、永久歯ともに同様のむし歯予防の効果がある。
	2・歯ブラシ法は歯みがきと同じ要領でできるので子どもたちの抵抗感が少ない
	3・塗布時間は1〜4分程度です。
	4・低年齢児や障がいがありうがいが出来ない人にも有用です。
	5・継続して行うことで効果を高めます。フッ素洗口やフッ素配合歯磨剤と組み合わせるとさらに効果が高まります。
	
	3)用法(綿球法、トレー法)
	綿球法  簡易防湿した上で綿球および綿棒に溶液状のフッ素製剤を浸して歯面に塗布する。塗布後は拭き取る
	トレー法 既成のトレーまたは個々人に合わせたトレーにゲル状および溶液状のフッ素製剤をのせて歯面に接触させて3〜4分間軽く噛み塗布する。
	歯ブラシ法
	塗布の術式 幼児を術者の膝の上に仰向けに寝かせ、保護者に幼児の手を握らせる姿勢となる
	①ゲルの準備
	パイル皿のくぼみに、ゲルをすりきり一杯入れる。
	②簡易防湿を行いながら
	ゲルを少量ずつ歯ブラシに取り、1〜2本ずつ歯面全面にゲルを伸ばすように、隣接面や小窩裂溝にもゲルを押し込むように塗布する。
③下顎も同様に行う
	④下顎の塗布が終了したら
	下顎の塗布が終了したら、約1分間開口を保持し、その後ロール綿を取り除く。
	⑤ゲルの拭き取り
	余剰ゲルを先に塗布した上顎から順に綿球で拭き取る。
	⑥唾液の吐き出し
	口にたまった唾液は吐き出しができる幼児は吐き出させ、できない幼児はティッシュペーパー等で拭き取る。
	唇の周りにう付着したゲルも拭い取る。
	フッ化物塗布に関するQ&A
	1)フッ化物塗布を受ける時に注意することは?
	フッ化物塗布をより一層効果的にするために。
	1.塗布後30分は処置の効果を上げるため飲食を控えてもらおことが望ましい。
	2.塗布をする前には、歯を磨いておく。
	3.フッ化物塗布をしただけではむし歯は完全に防げません。甘い食べ物の摂り方に注意して食後には必ず歯を磨く習慣を身につけましょう。
	2)フッ化物塗布後、唾液を飲み込んでも大丈夫?
	フッ素塗布に用いられる量は全部飲み込んでも急性中毒に達しない量になっています。さらにフッ化物塗布では、塗布後口の中の余剰分は拭き取るので口の中に残るものは使用量の4分の1くらいとなり唾液を飲み込んでも大丈夫です。
	3)フッ化物塗布で歯に色がつくことはありませんか?
	フッ化物塗布で歯の変色や着色が見られることはありません。
	フッ化ジアミン銀(サホライド)というむし歯の進行を抑制する薬を塗布すると黒く着色しますがフッ化物塗布とは別のものです。
	4)年に何回フッ化物塗布をすればよいのでしょうか?
	効果を高めるためには、定期的かつ継続的に行うことが必要です。一般には通常半年に1回、むし歯になりやすい人でも2〜3ヶ月に1回が望ましいことから少なくとも年に2回、できれば4〜6回フッ化物塗布を行うことをお勧めします。


























